宮本兼任コーチ、山田に怒声「いいかげんにやるなら帰れ」

権現温泉に入る（後列右から）宮本、阿部、川端（前列右から）松井淳、中村、荒木、山田

　ヤクルト・宮本が、愛媛県松山市で自主トレを公開。プロ１９年目の今季からコーチ兼任となったベテランは「僕が（試合に）出ているようじゃ戦力アップにならない」とし、３年目の遊撃手・山田ら若手を厳しく指導した。

　山田が守備練習で足を使わず緩慢な動きを見せた時だった。宮本は「別に遊撃手はおまえじゃなくてもいいんだ。いいかげんにやるなら帰れ」と激怒。「山田が遊撃手で出てきて、（昨季の正遊撃手の）川端が三塁に回って、僕と岩村が控えに回るのが理想」と高い期待をかけるからこそ、自然と口調も厳しくなった。それでも「小川監督からは年が明けたら選手一本でいいと言われている。勝負の世界なので譲ることはない」と簡単に定位置を明け渡すつもりはない。