ダル 不参加の意向固める WBC本戦はメジャー勢“全滅”の危機 

[ 2012年11月7日 06:00 ]

WBC連覇達成の瞬間雄叫びを上げるダルビッシュ

WBC選手選考

 レンジャーズのダルビッシュ有投手(26)が来年3月開催のWBCへ不参加の意向を固めたことが6日、分かった。

 出場オファーを出している日本人選手6人の中で参加を表明した選手はおらず、全員不参加の可能性もある。

 レンジャーズ関係者によると、ダルビッシュとWBC出場の可否について話し合いを進めてきたが、不参加でまとまった。レ軍は6日(日本時間7日)にも正式に発表する。ダルビッシュはこの夜、ロサンゼルス行きの航空機で再渡米した。

 レ軍は、メジャー2年目のダルビッシュにエースとしての働きを期待している。今季終盤には首痛を訴え、さらに右太腿にテーピングを施しての登板が続いた。満身創痍(そうい)の体のメンテナンスに時間がかかるとともに、調整不足でWBCに参加すれば、大会期間中に負傷するリスクは増す。09年の第2回大会で2大会連続MVPとなった松坂(レッドソックス)も、股関節痛を悪化させ、シーズン4勝に終わった。2年目の飛躍を目指すダルビッシュにとっても、来季の失敗は許されない状況にある。

 WBCは球数制限があることから、山本監督は1試合につき先発2枚を予定、計6人を選出する予定だった。米国での戦い方を知り、戦力的にも中核をなす先発3人がそろって不在となれば、戦力ダウンは計り知れない。3月の本番に向け、メンバーの再考が迫られる。

続きを表示

2012年11月7日のニュース