父譲りのバットコントロール 篠塚Jr巧打で貢献

[ 2012年11月7日 06:00 ]

<西濃運輸・Honda>7回1死三塁、篠塚は右越え適時二塁打を放つ

スポニチ後援社会人野球日本選手権 Honda5-3西濃運輸

(11月6日 京セラD)
 1回戦3試合が行われた。Hondaは元巨人の篠塚和典氏(55)の長男で1年目の宜政(よしまさ)内野手(23)が「9番・二塁」で先発出場。全国大会初安打を含む2安打2打点の活躍を見せ、西濃運輸に5―3で競り勝った。また、09年王者のJR九州と日本通運も2回戦進出を決めた。

 篠塚が父譲りのバットコントロールを見せた。第1打席で全国大会初安打となる三塁への内野安打を放つと、3打席目は2―1の7回1死三塁から右越えの適時二塁打。続く8回には1死二、三塁からスクイズを決めて勝利に貢献し「こういう大舞台で貢献したかった。(今夏の)都市対抗よりは緊張しなかったです」とはにかんだ。

 今夏の都市対抗は「2番・二塁」で全2試合に先発も、4打数無安打。「社会人は調子の波が少ないし、投手の制球もいい。初球を見逃したら負けだと思った」と7回の適時打は初球を狙い打つ積極策が奏功した。

 今大会前には父から電話で「応援には行けないけど頑張れ」と激励を受けた。桐蔭学園、青学大時代は全国制覇の経験がないだけに「自分の結果よりも優勝を味わいたい」と本田技研時代の85年以来、27年ぶり2度目の優勝へ意気込んでいた。

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2012年11月7日のニュース