賢介海外FA権行使 ロッキーズがオファーへ

[ 2012年11月7日 06:00 ]

大リーグ挑戦を表明した会見で涙をこぼした田中

 ロッキーズが、海外フリーエージェント(FA)権を行使して大リーグ移籍を目指す日本ハム・田中賢介内野手(31)の獲得に興味を示していることが5日(日本時間6日)、分かった。

 ロ軍は咋オフも日本屈指の二塁手獲得に動いており、2年越しのオファーとなる。田中はこの日、札幌市内の球団事務所で会見に臨み、涙で古巣に別れを告げた。

 ロ軍は数年前から田中のメジャー志向をキャッチ。海外FA権を初取得した咋オフも、左足首を骨折し後半戦を棒に振っていたが、獲得オファーを出していた。最終的に不本意なシーズンを送ったため、田中は日本ハム残留を選択。そんな経緯から一度獲得を断念したが、今オフも2年越しのアタックに打って出る。

 今季前半戦で早々と優勝争いから離脱したロ軍は、7月には正二塁手のスクタロをジャイアンツに放出。24歳の新人ラメーヒュー、23歳の新人ラトレッジらの若手起用に切り替えたが、球団関係者は「若い2人は、まだ確立されたメジャーリーガーではない」と話すなど、来季のレギュラーは固まっていない。日本でベストナイン4度の実績を誇る31歳が定位置を獲得するチャンスも十分だ。

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2012年11月7日のニュース