吉川 CSファイナルS第1戦先発へ 調子とタフさが決め手に

[ 2012年10月5日 06:00 ]

 3年ぶりリーグ優勝を決めた日本ハムは、CSファイナルS(17日から、札幌ドーム)第1戦の先発を吉川光夫投手(24)に託すことが4日、分かった。

 6年目左腕の吉川は開幕からフル回転。3完封を含む14勝5敗で防御率1.71の好成績を残した。特に球宴明けの後半戦10試合は5完投。自身6連勝を含む7勝1敗と獅子奮迅の活躍を見せてチームの優勝に大きく貢献した。栗山監督はCSに向けて「プレーオフのような短期決戦は調子がいいピッチャーでいくしかない」と話している。吉川が先陣を務めることでシリーズの流れを一気に持ってこようという考えで、仮に第6戦までもつれても中4日で投入できるタフさも決め手となった。

 「しっかり調整して、CSでもシーズンと同じようにバッターに向かっていきたい」と話す吉川は、3日に出場選手登録を抹消されてCSに向けた調整をすでに始めている。9日の最終戦後はチームとともに10日に宮崎入り。フェニックスリーグで調整登板して17日の大一番に備える。チーム勝ち頭の吉川が先陣を切ることにより、第2戦は武田勝、第3戦はウルフの先発が濃厚となった。

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2012年10月5日のニュース