斎藤久々先発も5回途中6失点KO 制球も球威もダメ

[ 2012年10月5日 19:43 ]

<日・楽>5回途中で降板する斎藤

パ・リーグ 日本ハム―楽天

(10月5日 札幌D)
 日本ハムの斎藤は5日、7月29日以来68日ぶりに先発のマウンドに立ったが、5回途中に9安打6失点でKOされた。

 立ち上がりから3連打を浴びるなど初回に5安打を許し3失点。2回も松井に本塁打を浴びるなど立て直せず。3、4回は無失点で切り抜けたものの、5回は小斉、島内の適時打で2点を失い、2死一塁から嶋に四球を与えた時点で降板した。

 制球は甘く、球威も欠けていいところなし。6月6日の誕生日に白星を挙げて以来の6勝目はならなかった。唇をかみしめながら、うつむいて降板し「しっかりと抑えることができず、悔しい」と話すしかなかった。

 今季の開幕戦で1失点完投勝利を収めた時の姿は跡形もない。球は高めに浮き続け、いとも簡単にはじき返された。2軍でも好投したのは1試合だけと、技術そのものの低さが浮き彫りになっている。

 優勝が決まったことで、巡ってきた登板機会だった。右腕は「ファンに安心してもらえるような投球ができれば」と話していたが、不安を解消することはできなかった。いちるの望みがあったクライマックスシリーズでの登板は難しくなった。

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