日本ハム 総力戦ドロー 野手15人中14人起用も

[ 2012年9月14日 06:00 ]

<ロ・日>引き分けに終わったものの最後を締めた日本ハム・武田久(中央)は栗山監督(左)に出迎えられる

パ・リーグ 日本ハム6-6ロッテ

(9月13日 QVC)
 勝てずとも負けなかった。3時間56分の激闘の末のドロー。6投手の継投、ベンチ入りの野手15人中14人を使った総力戦を終え、日本ハム・栗山監督の言葉が全てを物語った。

 「何とも言いようのない試合。勝ち切らないといけないが、やられなかったのも事実」。先発の谷元が粘り、一時は4点リード。前夜の大敗の嫌なムードを払しょくしたかに見えたが、勝ちパターンが崩れたのは2点リードの7回だ。中継ぎエースの宮西が先頭打者・今江の打球を捕ろうとして地面に右膝を強打。そのまま続投したが、逆転を許した。この日で3年連続60試合登板の左腕は「膝は打撲。大したことはない。あそこで踏ん張らないと。迷惑かけた」

 8回にホフパワーの2打席連発13号ソロで追いついてのドロー。首位・西武に0・5ゲーム差をつけられ、栗山監督は「プラスに考えるしかない。あすにつながった」と自らに言い聞かせるように話して球場を出た。

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2012年9月14日のニュース