村田も山口も温存「先はまだ長い」巨人余裕の1敗

[ 2012年7月16日 06:00 ]

セ・リーグ 巨人1-3中日

(7月15日 ナゴヤD)
 余裕の1敗だろう。巨人は4番の村田を先発から外し、中継ぎ左腕山口もベンチ入りさせなかった。そして黒星。2位・中日との3連戦を1勝1敗1分けで終えた原監督は、淡々としたもの。「先はまだ長いよ」と、その顔にはそう書いてあった。

 「(試合の)結果は結果の部分でね。9連戦の6戦目が終わったという位置づけだと思います」

 勝てば貯金20、前半戦の首位ターンも決まったが、先を見据えた用兵だった。休養目的で村田は今季2度目、6月17日の楽天戦(Kスタ宮城)以来20試合ぶりにベンチスタート。山口はベンチ入りメンバーから外した。「(村田は)総合的にという部分。山口はきょうは上がりという形。あした(状態を)戻すためにね」と原監督。大阪、岐阜、東京、名古屋、さらに16日からの甲子園と移動続きの9連戦も考慮した。1点を追う3回1死二、三塁から長野の二ゴロで同点も、2併殺打など打線は精彩を欠き敗戦。20試合ぶりの4番だった阿部は「2点目を早く取れれば全然、変わっていた」と悔やんだ。

 それでも25カード連続負け越しなし。9回、代打出場で遊ゴロだった村田は「休養させてもらったので、残り3つバリバリ働けるように頑張る」と前半戦最終カードの阪神戦に向け意気込んだ。

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2012年7月16日のニュース