トヨタ自動車・坂田　門倉から値千金弾「凄い自信に」

＜トヨタ自動車・ＪＲ北海道＞７回２死一塁、元巨人の門倉から左越えに勝ち越し２ランを放ち、ガッツポーズをするトヨタ自動車・坂田

第８３回都市対抗野球１回戦 トヨタ自動車４―２ＪＲ北海道

（7月15日 東京Ｄ）
　元プロ投手から値千金の勝ち越し２ランホームランを放った。７回、トヨタ自動車の攻撃。２死から田中幸が死球で出塁して巡ってきた坂田の

　第３打席。１ボールからの２球目、高め直球を叩いた打球が左中間スタンドに飛び込んだ。「フェンス直撃かと思ったけれど、意外と伸びてくれた。門倉さんから打てて、凄い自信になりました」。

　都市対抗の舞台では２年ぶりの一発。身長１メートル７２と体格的には恵まれていなくても、もともとパンチ力には定評がある。

「実は代えようかと思っていたのですが、もう一打席様子を見ようと思った」間瀬啓介監督の勘が招き寄せた決勝弾でもあった。昨年は三菱重工名古屋の補強選手として出場したが「いろいろな意味で寂しかった。やはり自分のチームで出ると緊張しますね」。自分のチームでの都市対抗１勝の味は格別だったようだ。