菰野・辻 120メートル弾!巨人スカウト高評価「なかなかいない」

[ 2012年7月16日 07:23 ]

三重大会1回戦 菰野14-0日生二

(7月15日 四日市市営)
 豪快なアーチで夏の開幕を告げた。今秋ドラフト候補の菰野・辻が3番・遊撃で出場。2点リードの2回無死二、三塁の場面で、推定120メートルの高校通算35本目となるアーチを右中間スタンドに叩き込んだ。

 「外野フライでOKの気持ちだった。外寄りのストレート。打った瞬間、入ったと思った」

 負傷にも負けなかった。試合前ノックで、打球が右手薬指に当たり、爪の一部がはがれた。「痛かったんですけどね」と試合後に話したが、3打数2安打4打点。守備でも4つのゴロを難なく処理した。

 チーム方針で身長から1メートルを引いた数字を目標体重としている。1メートル80の辻も、昨秋から10キロ増の83キロに。それと同時にスイングスピードが上がり、飛距離も目に見えて伸びた。ネット裏では巨人、DeNAのスカウトが視察。巨人・井上スカウトは「体格もいいし、これだけスイングできる選手は、なかなかいない」と高評価した。

 帽子のひさしの裏側には「プロ」と書き込んで大会に臨む。「夢なんで、常に意識しておかないと」。左の強打者がさらに強打を積み重ねる。 

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2012年7月16日のニュース