斎藤　またソフトＢに勝てず…足場気にして制球乱す

＜ソ・日＞７回途中で降板する斎藤

パ・リーグ 日本ハム１－２ソフトバンク

（6月22日 ヤフーＤ）
　４度目の登板でも、また勝てなかった。日本ハム・斎藤はプロ入り後まだ勝ち星を挙げたことのないソフトバンク相手に、６回１／３を４安打２失点。６敗目を喫し、今季初めて黒星が先行した右腕は「本当に悔しい…。調子は悪くなかったし、２点目がもったいなかった」と悔しげに振り返った。

　失点は初回だけだった。「言い訳になるが、（マウンドが）滑った。べちゃべちゃして湿っていた」と、整備で乾ききっていなかったマウンドの足場を気にして制球を乱した。１死三塁から内川、ペーニャにいずれも真ん中より高めに入った球を連打された。足場も乾いた２回以降は体重移動もスムーズとなり、低めに集まる本来の投球で追加点は許さなかった。それだけに悔やまれる立ち上がり。「とにかく勝ちたい」との言葉を絞り出した。

　▼日本ハム・栗山監督（斎藤について）球自体は良かったけど、佑樹については内容が良かったじゃだめ。味方が１０点取れば９点取られてもいいから勝たないと。

　▼ソフトバンク・王貞治会長（早実の先輩、プロ入り後は初観戦）斎藤はスタートは悪かったけど、ピッチングが上手だよね。