涌井 謹慎明け0封!黒髪、短髪で「特別なマウンド」

[ 2012年6月23日 06:00 ]

<西・オ>9回から登板、力投する涌井

パ・リーグ 西武3-3オリックス

(6月22日 県大宮)
 感謝の思いを込めた20球だった。同点の9回から4番手でマウンドに上がった西武・涌井を出迎えたのは、予想もしない大歓声と万雷の拍手だった。

 「いろんな意味で特別なマウンドだった。いろいろなことを考えて緊張していたけれど、歓声が凄くて、良い気持ちで投げられた」

 黒く染め、短く切った髪に、この日にかける意気込みがにじんでいた。バルディリスを直球で三ゴロ、由田をカーブで遊ゴロ。大引には四球を与えたが、伊藤をファウルで粘られながらも直球で一邪飛に仕留めた。「ブルペンから良かったので大丈夫だと思った。全然いけるじゃん、って」。1回を無失点、プロ8年目で初ホールドも記録し、安ど感を漂わせた。

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2012年6月23日のニュース