黒田 3失点も計算済み「見せることのプラスもある」

[ 2012年3月9日 06:00 ]

<ヤンキース・レイズ>2回無死一、二塁、ボートに右翼線2点三塁打を浴びたヤンキース・黒田(左)

オープン戦 ヤンキース0―4レイズ

(3月7日 タンパ)
 ヤンキース・黒田が新天地で先発デビューした。同地区レイズを相手に2回3安打3失点。敗戦投手となったものの「点は取られたが、自分のイメージに近いボールが多かった」と話した。

 2回、無死一、二塁で左打者ボートを迎えた場面。2ボール2ストライクで、サインに首を振って外角から入ってくるスライダーを投げた。結果は2点三塁打。昨季まで決め球に使うことはない球種選択だったが「隠すのではなく、見せることによってプラスに働くこともある」。同地区の相手に全球種を投じた。

 初回にはゾブリストをカーブで一ゴロに仕留め、「いいところで使えるレベルまで来ている」と収穫も手にした。ジョー・ジラルディ監督も「松井と同じプロフェッショナルな選手だ」と中身の濃い初登板を評価した。

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2012年3月9日のニュース