一般社団法人移行の日本野球機構 「文化的公共財」明記へ

[ 2012年3月9日 06:00 ]

 オーナー会議(議長=中日・白井文吾オーナー)が8日、都内のホテルであり、一般社団法人移行に伴う日本野球機構の新しい定款案が承認された。文言には現行野球協約で削除され、懸案だった「文化的公共財」が盛り込まれた。

 新定款「目的」に「野球が社会の文化的公共財であると認識し」とある。08年12月までの野球協約「目的」にあった美文「野球を不朽の国技にし、社会の文化的公共財となるよう努める」が09年1月発効の新協約で削除。野球協約改定委員長の根来泰周コミッショナー代行(当時)が「法人格移行で新定款に盛り込む」と約束していた。

 今月中に内閣府に申請し、順調なら10月から移行する。新名称は「一般社団法人 日本野球機構」となる。

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2012年3月9日のニュース