巨人 予告先発でも無敵の不動オーダー目指す

[ 2012年3月9日 06:00 ]

セ予告先発導入

 予告先発制の導入にも巨人・原監督は「戦い方が変わる部分はありません」とし、打線は「固定して戦うのが理想」と言い切った。

 予告先発における攻撃面でのメリットは、相手先発によるオーダー変更。だが岡崎ヘッドコーチも「うちのバッターは右左でどう、という選手はいない」と指揮官の構想に続いた。昨年は主力野手の相次ぐ故障と不振などで、100通り以上のオーダーを組んだ。だが今季はFA移籍した村田と、評価が高い新外国人のボウカーの加入で打線が充実。現時点ではそれぞれの適性を見るためさまざまな打順をテスト中だが、指揮官の理想の最終型は固定打線だ。

 この日は、9日のオープン戦・ソフトバンク戦に向け、ヤフードームの全体練習では4番に指名した阿部、期待の大田の特打に目を光らせた。ソフトバンク戦でも石井を8番二塁、藤村を9番遊撃でテスト起用する方針。「最後に東京ドームで5試合ある。そのあたりでできたらね」。原監督は予告先発にも関係ない、無敵の固定オーダーづくりに思いを巡らせた。

 ▼巨人・川口投手総合コーチ 先発投手が分かるということは相手も対策を練ることができる。ただし良い投手というのは変わらない。打線が今までより点を取ってくれることも出てくると思う。

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2012年3月9日のニュース