狙いは年俸抑制…ア軍12月にも松井に残留オファーへ

[ 2011年11月25日 06:00 ]

 大リーグは23日、FA選手への旧所属球団の調停申請期限を迎え、アスレチックスは松井の年俸調停を申請しなかった。

 FA選手への調停申請の目的は(1)残留要請(2)他球団移籍の際の補償(ドラフト指名権)獲得――にある。

 松井については(1)の残留要請が問題だった。仮にア軍が申請し、松井が応じた場合は再契約が保証され、最低でも今季425万ドル(約3億2730万円)の8割(340万ドル)以上での契約がア軍に義務づけられる。

 年俸調停なので、松井側の要求額で決着する可能性もある。ア軍は大幅減俸の250万ドル(約1億9250万円)前後でオファーを出す方針で、調停申請を行わないのは当然だった。

 ビリー・ビーンGMは「(交渉に)期限を設けてはいない」と言及しており、12月中旬の残留オファーが予想される。 

続きを表示

2011年11月25日のニュース