大船渡 明石と交流試合「野球をやっていてよかった」

[ 2011年5月29日 06:00 ]

兵庫・明石高との交流試合後、昼食会を楽しむ岩手・大船渡高ナイン

 岩手県大船渡市の大船渡野球部が28日、兵庫県明石市を訪れ、1995年の阪神大震災で被災した明石野球部と交流試合を行った。

 大船渡野球部は約10人が津波で自宅を流されたほか、数人が家族を失った。2―2で引き分けた氏家規元主将(18)は「共通点があるし、この日を楽しみにしていた。野球をやっていてよかった」と充実した表情だった。

 大船渡は84年のセンバツ4強。同年夏の甲子園では明石とそろって出場している。当時の主将だった吉田亨監督(44)は試合後の昼食会で「現時点では両校にとって最高の試合だった。甲子園に届くため、もう1、2歩進もう」と呼び掛けた。

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2011年5月29日のニュース