村田残留 奇抜ヘア、ヒゲやめ殊勝な主将に

[ 2010年11月16日 06:00 ]

横浜残留を決めた村田

 横浜の村田修一内野手(29)が15日、横浜市内の球団事務所で会見を行い、今季取得した国内フリーエージェント(FA)権を行使せず、残留することを表明した。

 「3年連続90敗以上で身売り問題も出た。選手会長として、責任を取らないまま手を挙げていいのかという気持ちが出てきた。もう一度自分のバットで恩返しがしたい」
 プロ8年目の今季は打率・257、26本塁打、88打点と不本意な成績に終わった。チームもプロ野球史上初の3年連続90敗以上を喫して3年連続最下位。同僚の内川が他球団への移籍を視野にFA宣言する中、主砲として残留を決意した。
 来季は、02年石井琢以来空席だった主将に就任。昨年のWBC日本代表の宮崎合宿では両サイドの髪に2本ずつラインを入れ、原監督に苦言を呈されたこともあったが「奇抜な髪形」や「ヒゲ」も封印し、若手のお手本になるつもりだ。「若手投手が一生懸命投げていてもマウンドに行くことが少なかった。自分が変わることによってチームが変わる」と自己改革から取り組む。
 来季は今季2億6000万円からの減俸での1年契約を受け入れる意向だ。来オフ以降のFA権行使については「まずは1年勝負してから」。不動の4番は、殊勝な主将としてチームの先頭に立つ。

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2010年11月16日のニュース