中国撃破で4強!阪神ドラ1榎田5回零封

[ 2010年11月16日 06:00 ]

試合終了後、2ランを放った林(右)を迎える先発榎田

 第16回アジア大会(中国・広州)第4日、野球競技は15日に1次リーグを行い、A組の日本は3―0で中国を下して2連勝とし、準決勝進出を決めた。リーグ最終戦で敗れ2勝1敗となっても、並ぶ可能性がある中国、タイに勝っているため、同組1位となる。日本は先発の榎田大樹投手(24=東京ガス)が5回無失点と好投し、8回に林稔幸外野手(31=富士重工)の本塁打などで3点を奪った。

【日程と結果
榎田大樹


 先発の榎田は、5回無失点と役割を果たした。阪神からドラフト1位指名を受けた左腕は「自分の投球ができれば抑えられると思った。高さだけ気をつけて低めに丁寧に投げた」と汗をぬぐった。地元の観客からは中国に大きな声援が送られたが、「歓声は都市対抗野球で慣れているので、気にならなかった」と涼しげに話した。バックネット裏で視察したマリナーズ、ツインズ、インディアンスのスカウトも、匿名を条件に「日本の背番号16(榎田)は経験を感じるし、非常にいいね」と評した。

 ▼日本代表・小島啓民監督 中国とは4年前のドーハ大会でも戦ったが、非常に力をつけているという印象を受けた。日本は投手陣がいい形で投げてくれたが、打線が打てなかった。
 ▼中国代表・ローレス監督 無死や1死で走者を出し、点を取るチャンスはあったが、あと一

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2010年11月16日のニュース