中島メジャー!今オフ入札移籍を球団も容認

[ 2010年10月11日 06:00 ]

<西・ロ>5回無死、西武・中島は左越えに二塁打を放つ

 【西武4―5ロッテ】西武の中島裕之内野手(28)が、今オフにもポスティング・システム(入札制度)でメジャーに移籍する可能性が出てきた。

 選手会長として迎えた10年目の今季、中島は左手首の負傷などもありながら打率・314をマーク。打線の中核としてチームを引っ張ってきた。昨年WBCで日本代表として連覇に貢献。かねてあったメジャーへの思いをさらに強くした。オフの契約更改の席でも同システムでのメジャー移籍を球団に直訴していたが、今季全日程が終了したこの日になって小林球団社長が「ポスティングにかかる選手は優秀だし、球団としては出したくはない」としたうえで「それが強い意志や夢だったら最大限配慮したい」と明言。本人の意思を尊重して同システムでの移籍を容認する方向性を示した。
 中島本人はCS敗退直後とあって、自身の去就について「(球団とは)何も話していない。何とも言えないです」と話すにとどまったが、海外FAの取得は早くても12年シーズン中。球団が歩み寄りの姿勢を見せたことで事態は一気に進展する可能性が出てきた。
 今CS、前日の第1戦こそ5度の得点機でことごとく凡退したが、この日の第2戦は3安打と修正。それでも延長11回2死一塁、中飛で最後の打者となって「もう少し試合がやりたかったですけど…」と唇をかんだ。これが日本での最後の打席になってしまうのか。今後の話し合い次第で、西武を支えてきた背番号3が海を渡ることになる。

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2010年10月11日のニュース