井口V撃で吠えた!ロッテ下克上ファイナル進出 (1/2ページ)

[ 2010年10月11日 06:00 ]

<ロ・西>CS第2ステージ進出を決めた西岡は井口と抱き合いガッツポーズ

 ロッテは10日、クライマックスシリーズファーストステージ第2戦で西武を延長11回の末、5―4で下して連勝。14日からソフトバンクと対戦するファイナルS(ヤフードーム)進出を決めた。

【試合結果


 一時は3点ビハインドも9回に追いつき、CS史上初の連日の延長戦で11回、井口資仁内野手(35)が決勝打を放った。シーズン終盤の勢いそのままに連日の逆転勝利。シーズン3位から史上初となる日本シリーズ進出へ、ロッテの勢いが止まらない。
 井口が吠えた。普段は冷静沈着なベテランが一塁ベースを回ると、右拳を体の前に振り回すようにガッツポーズ。雄叫びを上げて珍しく感情をあらわにした。
 「あのままいったら引き分けになる。引き分けは負けと同じで意味がない。このチャンスを何とかものにしたかった。最後の最後に結果が出てホッとしています」
 延長11回2死一、二塁から中前打で勝ち越し。敵地右翼席を埋め尽くしたロッテファンは大歓声とともに大きく揺れた。シーズン3位のロッテにとって2勝は絶対条件。一時3点ビハインドの苦しい展開。同点に追いついた9回の勝ち越し機は三振に倒れるなど、5打席無安打だった井口の必死な気持ちが、派手なアクションにつながった。

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2010年10月11日のニュース