若林オーナー、TBS保有分を住生活Gに譲渡の見通し

[ 2010年10月8日 06:00 ]

試合後のセレモニーであいさつする横浜・加地球団社長

 【横浜売却問題】横浜の若林貴世志オーナーは7日、TBSグループが保有する球団株69・2%のうち、TBSHDが保有する51・5%については住生活グループに譲渡し、関連会社のBS―TBSが持つ残りの17・7%の一部を継続保有する、との見通しを明らかにした。

 同オーナーは横浜スタジアムでの今季最終戦後に「(住生活グループが)オーナーになる以上、TBSが持つ約51%をお持ちになるのでは。BS―TBSで持つ17%強は、どれだけ求められるかによる」と語った。球団株の継続保有について若林オーナーは「大洋時代から40年、中継してきているのだから、その火は消したくない」と説明した。
 試合後のセレモニーで加地球団社長が「横浜を離れたくない。この地で(優勝)胴上げし、パレードをしましょう」とあいさつすると、観客席から大きな拍手が起こった。また、横浜市会議員野球団と、横浜が2軍本拠地を置く横須賀市の吉田雄人市長が試合前、本拠地存続などの要望書を加地社長に提出した。

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2010年10月8日のニュース