【1982年10月14日】テリー逆転満塁弾!プレーオフ制しパ優勝!

[ 2010年10月8日 06:00 ]

1982年10月14日の西武パ・リーグ制覇を報じる10月15日付のスポニチ本紙

 セ・パ両リーグとも、し烈なリーグ優勝争いが繰り広げられ、舞台はクライマックスシリーズに移った。リーグ2位で終えた西武は、2年ぶりの日本シリーズ制覇を目指し、千葉ロッテとのファーストステージからの“下克上”を狙う。

 04年からパ・リーグではプレーオフが導入されているが(07年からクライマックスシリーズ)、その昔、73~82年は2シーズン(前後期)で行われた。4~6月の前期と7~9月の後期でそれぞれ65試合ずつに分け、前期と後期の優勝チームが10月に、5戦3勝先取のプレーオフでリーグ優勝を争った。
 82年のプレーオフは、前期優勝の西武と後期優勝の日本ハムで争われた。西武ライオンズの誕生から4年がたち、広岡監督が就任。東尾、松沼兄弟、高橋直樹の先発陣、ストッパーの森繁和、打線も田淵、テリー、スティーブと戦力が整っていた。
 プレーオフ第1戦は、0―0の均衡の8回裏、ストッパー江夏を攻略し、初戦を制すると、第2戦も1点ビハインドの8回裏に、再び江夏から代打・大田が逆転タイムリーを放ち連勝し、優勝に王手をかけた。第3戦は落としたが、第4戦では2点差をつけられた5回表、テリーが逆転満塁ホームランを放ち一気に逆転。西鉄時代から通算して、19年ぶり6度目のリーグ優勝を果たした。

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2010年10月8日のニュース