統一球使用で井口「かなり本塁打は減るのでは」

[ 2010年8月23日 20:51 ]

 すでにサンプルとして統一球に触れた投手からは賛成の声が聞かれ、本塁打の減少を心配する野手の声も寄せられた。

 2006年の第1回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表、清水(横浜)は「日本球界にとって一歩前進。世界で統一されるのが理想だけど、全球団がそろった意義は大きい」とうなずいた。
 北京五輪などで日本代表経験のあるソフトバンクの和田は、球場によって違いがあったボールが統一されることを歓迎する。「この球場はどこ(のメーカー)とか(気にすることが)なくなって良いのでは」と言う。
 昨春のWBC代表、巨人の内海は握り心地について「国際球と今の球の中間みたいな感じ。縫い目の山が大きい印象だったけれど、革が滑る印象はなかった」と話した。
 日米通算225本塁打の井口(ロッテ)は打った印象を「柔らかい」と表現する。「芯でとらえて引っ張れば影響はないが、逆方向へ打った時に最後のひと伸びがない。かなり本塁打は減るのではないか」と予想する。
 だが、セ・リーグのある球団のコーチのように「あまり変わらないだろう。どんなボールでも芯を食えば飛ぶし、結局は技術がないと飛ばない。ボールは関係ない」という声もある。

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2010年8月23日のニュース