一二三、悔しさ米国で晴らす「楽しく野球を…」

[ 2010年8月23日 06:00 ]

準優勝報告会で壇上に上がった東海大相模ナイン

 夏の甲子園準優勝の東海大相模ナインは正午すぎの新幹線で神奈川へ戻ると、相模原市内の同校で準優勝報告会を行った。生徒や学校関係者ら約500人が見守る中、ナインは胸を張って行進。門馬監督は「わが東海大相模の応援には熱いものを感じました。また甲子園に戻って縦じまのユニホームを躍らせたい」と話し、大歓声を浴びた。

 一方、決勝で13失点したエース一二三は終始、無表情で「負けたという実感はわくけど準優勝したという実感はわかない。新聞で自分が打たれてる写真を見て悔しかった」と一夜明けてもまだ悔しさは消化できていない様子だった。
 それでも前夜にはライバルの島袋にメールを送った。「最高の試合をありがとう」。島袋からの返信には「ジャパンでもよろしくな」とあった。全日本選抜メンバーではチームメートとしてメジャーの卵たちと対戦する。注目の進路については「監督さんや親としっかり話してから。でもそういうことを考えずジャパンでは楽しく野球をやりたい」と話した一二三。島袋とともに、米国でも存在感を示してくるつもりだ。

 ≪31日にロス入り≫日米親善試合に出場する島袋、一二三ら全日本選抜メンバーは26日に集合して結団式に出席。30日までは国内で練習して31日に米ロサンゼルス入りする。現地ではアーバンユースアカデミーと4試合を行う。遠征中はメジャーの観戦も予定されており、1日にはドジャース―フィリーズ戦、6日はエンゼルス―インディアンス戦を観戦し、9月8日に帰国する。

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2010年8月23日のニュース