朝井 伝統の一戦に「魂込めた」6回0封!

[ 2010年8月23日 06:00 ]

<巨・神>4回1死一、二塁、桜井を三塁併殺に仕留めガッツポーズする朝井

 【巨人3―0阪神】巨人・朝井が6回無失点の好投で今季2勝目。7月26日に楽天から移籍後、初対決の阪神戦で高ぶる気持ちをエネルギーに変えた。

 大阪出身で幼少時代は近鉄の元主砲ブライアントのファンも、「(巨人―阪神は)小さいころから見ていたカード。気持ちを落ち着かせるのが難しかったけど魂を込めて投げました」。
 初回2死一、二塁でブラゼルを一ゴロ、2回2死満塁で平野を遊ゴロ。4回1死一、二塁も高校時代の同級生だった桜井を三ゴロ併殺打。再三のピンチを切り抜けたのはPL学園の先輩でもある「桑田2世」と称された縦割れのカーブだった。
 原監督は「気持ちが前面に出ていた。ウチにいないタイプ。トレードが彼のプラスになっている。チームにとっても大きな戦力」と絶賛。新天地でよみがえった右腕は「しびれる試合が続くと思うけど、何とか力になって頑張りたい」と頼もしかった。

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2010年8月23日のニュース