“天敵”成瀬を粉砕!4番・小谷野が大暴れ

[ 2010年6月25日 21:36 ]

5回日本ハム1死二塁、小谷野が右前にこの試合3本目の適時打を放つ

 【日本ハム7―3ロッテ】先制打に、逆転打。乗りに乗っている4番のバットが、天敵左腕を粉砕した。日本ハムの小谷野が今季2度目の5打点と大暴れ。リーグ戦再開後、3カード連続の初戦勝利をもたらした。

 一回だった。2死から中前打で出塁した稲葉を一塁に置き、左中間へ先制の5号2ラン。内角直球に詰まりながらも、スタンドへ運んだ小谷野は「(打球に)ドライブがかからなかったのが良かったのかも」と素直に喜んだ。
 2―3と試合をひっくり返された後の三回は、逆転の2点適時打。五回には5点目の適時打と、背番号5の勢いは止まらない。これまで13度の対戦で1度しか黒星を付けることができなかった苦手の成瀬は、この回途中で降板となった。
 「いろいろと考えた上で打席に入れるようになったし、体の状態もいい」と言う小谷野を筆頭に、脇を固める3番の稲葉、5番の糸井と中軸の3人が6月に入って絶好調。攻撃の幅が広がってきた。これで、交流戦明けは6勝1敗。打線の形が整った昨季リーグ覇者の、反攻が始まる。

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2010年6月25日のニュース