野球賭博問題 他リーグに波紋…交流戦キャンセルも

[ 2010年6月25日 17:50 ]

独立リーグ 大阪が野球賭博で8選手解雇

賭博発覚の大阪 監督が涙の会見「絶対許してはいけない」

 野球の独立リーグ、ジャパン・フューチャーベースボールリーグ(JFBL)に所属する大阪の選手8人が日本野球機構(NPB)の試合を対象に賭博を行っていた問題は、他リーグの関係者にも波紋を広げた。

 昨季まで大阪が所属していた関西独立リーグの鳥居厚生代表は「自分らに泥を塗るようなことで残念。ましてや経営が厳しい中でもっとサポーターが減ってしまう」と戸惑い気味。昨季までともに戦った選手もいるだけに「大丈夫だと思うが、出てくる可能性もなきにしもあらず」と話し、違法賭博に関与した者がいないか、各球団を通して確認する意向を示した。

 JFBLと交流戦を行っている四国・九州アイランドリーグの鍵山誠最高経営責任者(CEO)は「自分たちが目指しているNPBを対象にしていたということで憤りを感じる」と話す。26日に緊急理事会を開き、交流戦を続けるか検討。今後の交流戦をキャンセルする可能性もあるという。

 日本女子プロ野球リーグを運営する日本女子プロ野球機構の片桐諭代表は「早急に情報を共有して、自分たちの使命を再確認したい」と気を引き締めた。

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2010年6月25日のニュース