東野、心に余裕…5連勝で5勝目

[ 2010年4月29日 20:42 ]

8回途中までを無失点で、5勝目を挙げた巨人・東野

 【巨人3-1中日】精神面の成長が投球に表れていた。巨人の東野は立ち上がりのピンチをしのぎ、5連勝でリーグトップの5勝目。7回2/3を5安打無失点の力投で、中日・チェンとの投げ合いを制した。

 昨季は8勝8敗と貯金をつくれなかった。技術的には今季も変わっていないという。右腕が挙げるのは「ピンチでもリラックスしている」という気持ちのゆとりだ。
 一回は1死二、三塁でブランコ、和田を打ち取り、二回無死一、二塁も切り抜けた。ともに四球が絡んだが、「去年はひきずっていたけど、今年はそういうのがない」と落ち着いて後続を断った。四回には自ら二塁打を放って得点につなげ、投球は尻上がりに良くなった。
 昨季の巨人はゴンザレス、グライシンガーら外国人投手の活躍が目立ち、「悔しかった」という。自主トレ中に、内海と15勝を誓い合った。
 既に四つの貯金をチームにもたらし、ここまでは先発の軸といえる働きを見せている。原監督は「望むところはまだまだ高いけど、いい階段を上っている」と目を細めた。

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2010年4月29日のニュース