イチロー、敵地で7戦連続マルチ!悪球打ちも

[ 2010年4月29日 06:00 ]

ロイヤルズに逆転勝ちし連敗を止め、笑顔で引き揚げるマリナーズのイチロー

 【マリナーズ3-2ロイヤルズ】マリナーズ・イチローがロイヤルズ戦の6回に悪球打ちを見せた。

 昨年のサイ・ヤング賞右腕グリンキーの65マイル(約85キロ)のカーブは、外角にすっぽ抜けて捕手も立ち上がったほど。目の高さほどのボール球に「体が反応?ちょっと安い言い方だけどね」。つま先立ちで体をいっぱいに伸ばし、バットの先に当てて打球を遊撃後方にポトリと落とした。
 「もう体に委ねてるから。でもヒットにできる球ではあるからね~、僕にとっては。実際ヒットにしてるわけだから」
 2点を追う8回1死では捕手の前に転がす絶妙なバント安打で出塁。前日にも同じ位置にバントを試みて失敗していたが、「いやもう、サードの位置だけだね」と相手のスキを突いて冷静に決めた。ここから打線は3四球と2安打を絡めて一挙に3点を奪い逆転。チームの連敗を4で止めた。
 イチロー自身は、ロ軍の本拠地「カウフマン・スタジアム」で昨年5月6日から7戦連続のマルチ安打。ルー・ウィテカー(タイガース)、リッキー・ヘンダーソン(アスレチックスなど)に並ぶ史上3人目の記録で、28日に新記録に挑む。

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2010年4月29日のニュース