1番起用を意気に感じた岩村 今季初3安打

[ 2010年4月29日 09:39 ]

ブルワーズ戦の14回、後続の適時二塁打で一塁から一気に生還するパイレーツ・岩村

 パイレーツの岩村明憲内野手は28日、ミルウォーキーでのブルワーズ戦に「1番・二塁」で出場し、6打数3安打だった。内容は左前打、見逃し三振、投ゴロ、左前打、四球、右飛、遊撃内野安打で打率は2割1分5厘。チームは延長14回、6―5で勝った。

 延長14回。先頭の岩村が快足で内野安打。後続の当たりで生還し、これが決勝点に。4時間半を超える激闘を制し「すごいゲームだったね」と心地よい疲労に酔った。

 打撃不振で、最近2試合は7番。自ら申し出ての変更だったが、この日は1番。岩村は「おまえは大丈夫だ、ということだと思った」と意気に感じた。1回は先頭打者安打で先制点に絡むなど好機を演出。ラッセル監督は「力みがなく、いい打撃だった」と話した。

 今季初の3安打など7打席で4度出塁。1番打者として申し分ない活躍だった。ステップ幅などの微調整でつかんだ結果に「ここまでがいい経験になった」と、笑顔がすがすがしかった。(共同)

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2010年4月29日のニュース