雄星 昨夏以来の118球!フォーム修正しながら熱投

[ 2010年2月6日 18:52 ]

集まった大勢のファンにサインする西武・雄星

 ボールを受け取り、間髪入れずに投球動作に入ってまた投げる。西武の雄星(岩手・花巻東高)がテンポよく投げた球数は、いつの間にか118球に達した。「100球はことしに入って初めて。夏の甲子園が終わってから投げていない」。ブルペンで半年ぶりにみっちりと投げ込んだ。

 もともと、50球程度を毎日投げ込むのが高校での練習スタイルだった。休日明けのこの日は「体が軽すぎて、飛ばしすぎてフォームが崩れた」と、50球を超えたあたりからフォームを修正することだけに集中。テンポを速め、力を抜いて、黙々と投げ続けた。
 実戦的なメニューも加わった第2クール初日。左右に繰り返し打たれるノックでは計61本を捕球。「ボールが怖い」「足が言うことをきかない」と叫びながら、18歳らしい無邪気な笑顔でユニホームを真っ黒に汚した。

 週明けは学年末試験で宮崎を離れるため、じっくりと練習できるのは7日まで。朝8時に球場入りし、大勢のファンにサインをし終えて帰ったのが午後5時すぎ。長い1日が終わった。

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2010年2月6日のニュース