帝京148キロ1年生・伊藤“打倒・一二三”

[ 2010年1月30日 06:00 ]

先発3本柱の(中央左から)山崎康晃、鈴木昇太、伊藤拓郎を中心に、バンザイをする帝京ナイン

 【センバツ出場校決定】帝京の背番号11のエースが、打倒一二三を宣言した。

 板橋区内のグラウンドで打撃練習中に出場決定の知らせを受けた帝京ナイン。スーパー1年生右腕・伊藤は「正式に決まったので新たな気持ちで頑張ろうと思う。優勝を目標にやっている」と堂々の優勝宣言だ。続けて「秋に負けているので対戦する機会があれば必ず倒したい」と昨秋明治神宮大会準決勝で投げ負けた東海大相模・一二三に挑戦状も叩きつけた。

 昨夏甲子園は1年生として甲子園最速となる148キロをマーク。「150キロ?はい、意識はある」と大舞台で自己最速記録の更新も見据える。さらには球速のみならず「冬場の走り込みでお尻が厚くなった。秋の大会の後にチェンジアップを増やした。投球の幅が広がった」と成長を夢舞台で披露するつもりだ。前田監督は伊藤に背番号11を与える意向だが「エース格は(伊藤)拓郎。何とか投げてくれると思う」と信頼も厚い。

 指揮官は現在、歴代3位の甲子園通算48勝(21敗)で50勝まであと2勝。「いいチャンス。この大会で50勝を達成したい。長打が打てる選手がもう1枚出てくれれば上は狙える」と上位進出に自信を見せた。

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2010年1月30日のニュース