向陽 21世紀枠で36年ぶり春が来た

[ 2010年1月30日 06:00 ]

21世紀枠でセンバツ出場を決め、OBたちの偉業をたたえた「海草・向陽記念館」の前で大喜びする向陽ナイン

 【センバツ出場校決定】向陽が21世紀枠で春36年ぶりの出場。

 石谷監督は「ホッとしました。残念な結果だった場合のことばかり考えていた」と安どの表情だ。同校は大正時代の1921年に創部。旧制の海草中時代に39、40年と夏の大会を連覇した。39年夏は嶋清一投手が準決勝、決勝で無安打無得点試合を達成する活躍。石谷監督は「歴史の重みを知ってほしい」とナインに嶋投手の伝記を読ませ、チームに対する誇りを植え付けてきた。県下有数の進学校。練習時間も限られる中、昨秋和歌山大会は準優勝した。「プレッシャーはない。向陽としての新しい歴史をつくりたい」と西岡主将は意気込んだ。

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2010年1月30日のニュース