オリックス 「投手陣再建」が最重要課題

[ 2010年1月23日 15:19 ]

 オリックスは昨季12球団最悪の防御率を記録した投手陣の再建が最重要課題となる。特に中継ぎの整備は岡田新監督が「キャンプでやるのはそれだけ」というほど急務だ。阪神時代に必勝リレーとなった「JFK」のような強力リリーフ陣を築くことができるか。一昨年セーブ王の加藤を筆頭に、岡田監督が期待を寄せるレスターのほか、左腕の中山、延江、新人の古川(日本文理大)比嘉(日立製作所)ら若手の台頭で救援陣の強化を目指す。

 先発投手の駒は豊富で、2年連続2ケタ勝利の金子や安定感のある左腕の山本はローテーション入りがほぼ確実視される。そのほかの先発枠を昨季10勝の岸田や9勝の近藤、復活を期す小松と平野、巨人から移籍した木佐貫らが狙う。
 野手は1番・坂口、3番・後藤の固定など、すでに指揮官の構想は固まりつつある。カブレラ、ラロッカと並ぶ長距離打者として浜中の復調やT―岡田の成長に期待がかかる。米大リーグから復帰した田口をはじめ、外野は層が厚い。俊足の小瀬ら若手がどこまで定位置争いに食い込むことができるか。

続きを表示

2010年1月23日のニュース