繁華街出歩きません!大嶺「翔太」入団会見

[ 2010年1月23日 06:00 ]

大嶺翔太(左)は入団発表で「50」の背番号を披露

 ロッテがドラフト3位で指名した八重山商工・大嶺翔太内野手(18)が22日、千葉マリンで入団会見を行った。契約金4000万円、年俸550万円。登録名は「翔太」で背番号は「50」に決まった。

 飲酒で補導されたことで、昨年12月8日に契約を白紙に戻されてから45日。テレビカメラ6台、約40人の報道陣が集まる中、緊張した表情の翔太は「社会にはルールがあり、責任感のなさで迷惑を掛けた。野球で恩返ししたい」と語った。仮契約時から年俸は50万円減だが、契約金を据え置きにした瀬戸山球団社長は「1カ月半苦しい思いをしたし、十分反省した」と説明。翔太は契約金全額を育ててくれた祖父母に贈ることを明かし、今後は繁華街に出歩かないことも誓った。

 晴れて兄・祐太と球団初の日本人兄弟選手が誕生。キャンプでは新人4人で唯一の2軍スタートとなり、故郷の石垣島に凱旋できないが、走攻守そろった大型遊撃手として期待は大きい。「1日でも早くお兄ちゃんとプレーがしたいし、西岡さんのようになりたい」と夢を膨らませ、23日から新人合同自主トレに合流する。

 ▽大嶺翔の飲酒事件 12月4日深夜、沖縄県石垣市内の居酒屋で同期の野球部員ら4人と泡盛3合の飲酒および喫煙をしたとして、八重山警察署が補導。7日夜に八重山商工から球団に連絡が入り発覚した。8日に石川球団副代表らが本人に事情聴取して契約を白紙に。9日の入団会見発表は欠席させ、そのまま強制帰郷させた。10日から2週間の停学処分を受け、28日に石川球団副代表と面談。今月15日までにすべての処分が解かれ、17日の瀬戸山球団社長との最終面談で入団が決定した。

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2010年1月23日のニュース