中日

[ 2009年12月11日 06:00 ]

入団して22年間、第一線で活躍し続けた立浪

 立浪はあえて一度ユニホームを脱ぐ道を選んだ。08年から兼任コーチに就任。人望や指導力は現時点でも申し分ないが、監督に必要な野球理論を磨くべく、野に下る。

 「高卒で入団して22年間、必死でやってきたけど、外から見ることで勉強になることもたくさんあると思うので」
 “ミスター・ドラゴンズ”の呼び名は自然についた。打撃タイトルこそ無縁だったが、球団記録を見ればその名前が大げさではないことが分かる。試合数、打数、得点、安打、二塁打、塁打、四死球、打点はすべて1位。高卒1年目から40歳まで主力であり続けた選手は、今後もそうは出てこないだろう。野球解説者として第2の人生を踏み出すことになるが、ファンが待ち望んでいるのはやっぱり“中日・立浪監督”だ。そう遠くない将来、その日が来るはずだ。

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2009年12月11日のニュース