金子誠 コツコツ16年目で大台突破

[ 2009年12月11日 06:00 ]

17年目の来季年俸がついに1億円の大台を突破した日本ハム・金子誠

 日本ハムの金子誠が、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、5400万円増の年俸1億4500万円でサインした。

 来季で17年目。球団生え抜きでは最も遅いペースでの大台突破に「1億円を超えると40%以上の大減俸があるし解雇にもつながる。でも、せっかくなので1年で終わらせないようにしたい」と“らしさ”を前面に押し出して喜びを表現した。

 遊撃でゴールデングラブ賞を獲得したが、打率・304、14本塁打、66打点が大幅昇給の要因だ。現在は日本シリーズで痛めた両アキレス腱の治療に専念しているが「昨オフは股関節痛で悩まされたのにいいシーズンだった。今はプラスに考えている」。93年の新入団会見で「目標は1000万円プレーヤー」と話した金子。当時の年俸480万円から、コツコツ積み重ねての大台到達の重みをかみしめていた。

 ≪多田野は300万円減≫日本ハムの多田野は300万円減の3500万円でサインした。「今季は投球が良かったり、悪かったりで安定しなかった」。7月10日のロッテ戦(札幌ドーム)は9回2死まで無安打投球したが、最終的には5勝5敗、防御率5・76だった。それでも昨年1月、自主トレで左手首を骨折した際に埋め込んだプレートも11月の手術で除去。リハビリも順調で「来年は体全体を使って投球ができる」と年間を通してローテーションを守る覚悟だ。

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2009年12月11日のニュース