坂本 フルイニング出場へ腹筋1万回!

[ 2009年12月11日 06:00 ]

メガネをかけV旅行に出発する巨人・坂本

 リーグ3連覇と7年ぶりに日本一を奪回した巨人の原辰徳監督(51)らナインは10日、成田空港から優勝旅行先のオーストラリアに向けて出発。高卒3年目の今季は5月から1番に定着した坂本勇人内野手(20)は、来季最大の目標であるフルイニング出場に向けて、来年2月1日のキャンプインまでに腹筋1万回を自身のノルマに課し、現地でも自主トレを行う意向を明かした。

 坂本はスーツケースにトレーニングウエアとランニングシューズを詰め込んだ。昨年12月、ハワイへの優勝旅行には持参しなかったものだ。「今年は時間を見つけて体を動かしたい。今年のように腰痛にならないように腹筋もやりたい」と力強く決意を語った。
 今季主に1番でリーグ4位の打率・306の好成績を残したが、心残りは腰痛で前半戦最後の3試合を欠場したことだった。一般的に腰を支える腰椎(つい)周辺の筋力が低下すると、腰痛を発症しやすくなるとされている。腰痛防止は腹筋、背筋を鍛えることが近道と言われており、坂本は「オフも休まず毎日200から300回すれば、2月1日までに1万回ぐらいにはなる」とキャンプインまでの“腹筋1万回プラン”を明かした。
 今オフは4600万円増の年俸8000万円で契約を更改。その後もイベントや表彰式に引っ張りだこ。16日の帰国後もトレーニングを続け、来年1月は今年と同様、阿部とともにグアムで合同自主トレを行う予定だ。「阿部さんからも“好きにしていい”と言われたので、自分の練習も加えたい」と現地では腹筋など体幹強化のメニューをこなす。今季は7年ぶりに日本一を奪回するなどチームとしてこれ以上ない成績を残したが、14日に21歳の誕生日を迎える坂本に慢心はない。来季の目標は3割、20本塁打、そしてフルイニング出場を目指す。

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2009年12月11日のニュース