「間違いを犯した」右腕に、2年連続の栄冠

[ 2009年11月21日 06:00 ]

 ナ・リーグのサイ・ヤング賞が19日発表され、ジャイアンツのティム・リンスカム投手(25)が、上位3人が10点以内にひしめく激戦を制して2年連続の栄誉に輝いた。

 今季は15勝7敗でリーグ1位の261奪三振、防御率は2・48でリーグ2位。19勝のウェインライト、リーグ1位の防御率2・24のカーペンター(ともにカージナルス)の票が割れたことも幸いし、電話会見では「窓から飛び出すほど驚いた。ラッキー」と喜んだ。
 2年連続受賞は、ランディ・ジョンソンの4年連続(99~02年)以来。メジャーを代表する右腕に成長したリンスカムだが、10月にスピード違反で摘発された際にマリフアナを所持していたことが発覚。質疑応答は受賞に関するものに限られていたが、最後に「自分は間違いを犯した。球団とファンに謝りたい。この一件で学んだことを将来に生かす」と謝罪した。

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2009年11月21日のニュース