松井秀、いつ決断するか…カギは大物FA外野手の動向

[ 2009年11月21日 11:10 ]

 松井秀の代理人のテレム氏のもとには、すぐに10球団前後から接触が図られると予想されるが、その球団がそのまま条件面を含めた本格オファーを出すことは考えられない。松井獲得に熱心とされるエンゼルスも19日、モレノ・オーナーが「(FAとなった)ホリデー(カージナルス)にはいかないが、ベイ(レッドソックス)のことは注視していかないといけない」と語った。

 ホリデーとベイの2人の大物FA外野手の移籍先決定が松井のオファーに影響を与える。2人の移籍先決定が12月7~10日(日本時間8~11日)のウインターミーティング前後となれば、争奪戦に敗れた球団が松井獲得に動くのはその後になる。
 ただ逆に、金銭面でベイやホリデーに手を出せない球団が、松井に早くからオファーを出す可能性もある。どのタイミングで、どの条件で、球団決定を行うのか。昨年ヤンキースからFAとなり、エンゼルスに移籍したアブレイユは、各球団のオファーを見極めるのに時間をかけすぎて、各球団の戦力が固まった2月に前年の3分の1に満たない年俸で契約した。松井にとっては「決断力」が問われる交渉となる。

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2009年11月21日のニュース