梨田監督、３年目・中田にレギュラー奪取厳命

祝賀会であいさつする梨田監督

　日本ハム・梨田監督が２０日、札幌市内のホテルで優勝祝賀会に出席。勝負の３年目を迎える中田育成法として、ＤＨでなく一塁、三塁、外野のいずれかでのレギュラー奪取を厳命した。

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　今季ＤＨでチームトップの２７本塁打を放ったスレッジの退団は決定的。和製大砲の育成は来季チームの命題となるが指揮官は「ポジションを取った方がいい。ＤＨは外国人でもまかなえるし、故障者にとって止まり木みたいなもので、羽休みみたいなところがある」と、２０歳の若手に打撃だけのポジションを与えることはしない方針を示した。
　一塁だけでなく、昨年まで挑戦してきた三塁、さらに外野にも取り組ませる方向で「三塁も外野もできればチャンスも増える」と指揮官。競争相手はゴールデングラブ賞を獲得した高橋、小谷野、糸井、稲葉と名手ばかりだが、中田も「この若さでＤＨをやるつもりはない」。勝負の年に向けて覚悟はできている。