菊池を守れ!NPBが超異例の職員派遣

[ 2009年10月28日 06:00 ]

 29日のドラフト会議で史上最多の9球団が1位指名する可能性のある花巻東の菊池雄星投手(3年)のもとに、日本プロ野球機構(NPB)から職員3人が派遣されメディア対応に当たることになった。

 25日にメジャー断念を表明した菊池は今ドラフト最大の目玉なだけに、当日は多数の報道陣が駆けつけることが予想される。花巻東側ではドラフト前日の28日と29日に校内で会見を予定しているが、混乱を危ぐした同校は日本高野連に対応を相談。そこで日本高野連がNPBに要請し、今回の派遣が決まった。
 NPB関係者が「こんなことは初めて」と話した通り、ドラフト指名される高校生の会見のためにプロ側の職員が派遣されるのは超異例。同校は過去に大きな会見をこなした経験がなく、25日の進路表明会見の際もテレビカメラ12台、報道陣約100人が大挙して訪れたことから、メディア対応に慣れているプロ側に一任することを決めた。職員3人は早速28日に同校に赴き学校側と対応策を協議する予定。「20年に1人」と称される菊池だが、グラウンド外でも思わぬ大物ぶりを披露する格好となった。

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2009年10月28日のニュース