6年ぶり、胸の高鳴り抑え…松井秀、黙々と“準備”

[ 2009年10月28日 09:52 ]

ワールドシリーズ開幕を前に記者会見するヤンキースの松井秀

指名打者だけじゃない?松井秀が守備練習

 ヤンキースの松井秀は「特別な場所」と言うワールドシリーズを翌日に控えた27日「久しぶりだから楽しみ。ことしは勝ちたい」と意気込んだ。入団1年目の2003年に敗れた最高の舞台に戻り、胸の高鳴りを抑えるように黙々と練習した。
 フィリーズの第1戦の先発は左腕リー。過去の対戦では打率2割9分4厘とマルティネス、ハメルズを加えた先発3投手で最も相性がいいだけに、打って勢いに乗りたい。小雨の中のフリー打撃では軸足に体重を乗せる動きを意識し、中堅方向を中心に打った。
 指名打者制のない第3戦からは代打で準備する。ジラルディ監督は今季初めて守備に就くことに「可能性はある。(両ひざを)2、3カ月、いい状態に保つ必要はなく、あと10日間でいいんだからね」としたが、現実には難しいだろう。
 それでも松井秀は打撃練習後、外野へ飛び出してノックを受け、力強く返球した。「いつも通り一番力を出せるように。最高の舞台だからしっかり準備する」。自然体で総決算に臨む。(共同)

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2009年10月28日のニュース