菊池、7球団は確実!2球団検討…野茂、小池超えは?

[ 2009年10月28日 16:50 ]

 プロ野球の新人選択会議(ドラフト会議)は29日、東京都内のホテルで開催される。米大リーグか国内球団かで揺れた高校ナンバーワン左腕、菊池雄星投手(岩手・花巻東高)に史上最多となる9球団の1位指名が集まる可能性があり、どこが交渉権を引き当てるかと合わせ、注目される。

 150キロを超える速球が武器の菊池には地元東北の楽天をはじめ日本ハム、西武、ロッテ、中日、ヤクルト、阪神が1位指名を表明。はっきりとした方針を明かさなかったソフトバンクとオリックスも検討している。指名回避を明言しているのは巨人、広島、横浜の3球団だけで、これまでの最多は1989年の野茂英雄投手と90年の小池秀郎投手の8球団。
 巨人は2度の入団拒否で強い巨人志望を示している長野久義外野手(ホンダ)、広島は今春の選抜高校野球で優勝した今村猛投手(長崎・清峰高)、横浜は強打の筒香嘉智内野手(神奈川・横浜高)を1位指名する方針を固めている。
 昨年と同じく高校生と大学生・社会人を一括で指名し、1位は入札抽選制。競合すればくじ引きを行い、全球団の選択が確定するまで、入札と抽選を繰り返す。また、今年は初の試みとして会場にファン1000人を招待する。
 2位以降はウエーバー制で実施。2位はレギュラーシーズンの下位球団から指名。今年はパ・リーグに優先権があるため、パとセが交互に下位から順番に指名する。3位は逆の順番となり、その後は折り返しで続ける。

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2009年10月28日のニュース