巨人コーチに荒井氏＆カツノリ氏が就任

巨人のバッテリーコーチ就任が決まった楽天・野村克則氏

　巨人の来季コーチに今季限りで日本ハムを退団した荒井幸雄２軍打撃コーチ（４５）と、楽天の野村克則バッテリーコーチ（３６）が就任することが２７日、分かった。両氏はそれぞれ２軍打撃、２軍バッテリーコーチを担当する。

95年12月15日　カツノリ、ヤクルト入団　親父のライバルにあやかる

　球団は今季２軍打撃コーチを務めた金杞泰氏の退団が決定した直後から、同ポストの人選作業を進めていた。荒井氏は現役通算１０４２試合に出場し、通算打率・２７０を記録。打撃論には定評があり、ヤクルト時代に青木や田中を育成し、日本ハムでの２年間では中田を育てた。中田は今季イースタン新記録となる３０本塁打をマークするまでに成長し、１軍の舞台に引き上げた。球団はその手腕を評価し、招へいを決めた。
　一方、野村氏は楽天の来季の２軍バッテリーコーチ就任要請を受けていたが「現状のままでは自分自身、成長しない。現状を打破する意味でも」と、この日の米田球団代表との会談で正式に断りを入れた。巨人では阿部の後継者育成が課題となっており、野村イズムを継承する同氏は適任の人材と言える。野村氏は現役時代の０４年以来の巨人復帰となる。