どのユニホームが似合う?その時へ、菊池ワクワク

[ 2009年10月28日 20:47 ]

 米大リーグ挑戦か、日本のプロ野球入りかで注目され、国内のプロ球団に進路を決めた菊池雄星投手(岩手・花巻東高)は28日、同校のグラウンドで軽いランニングとストレッチを行った。ドラフト会議に向けて「楽しみな気持ちが強いので、早くあした(29日)になってくれないかと思っている」と晴れやかな表情だった。

 日本でのプレーを表明した25日の記者会見では、最後に感極まって涙を流した。18歳は「1年の時から追い掛けてくれた(米大リーグの)スカウトもいて、申し訳なく思った」と理由を説明。現在は普段通りの生活に戻り「すっきりしている」と話した。
 150キロ台の直球とスライダーを武器にする今ドラフト最大の目玉。史上最多の8球団を超えるチームが1位指名で競合する可能性もある。それでも菊池は「行く球団は一つなので(重複の)数字は意識しない」といたって冷静。交渉権を得た球団に入る姿勢も変わらず「どのユニホームが似合うか親友と話している」と高校生らしい一面も少しだけのぞかせた。

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2009年10月28日のニュース