サバシアとリー かつての同僚が開幕戦で激突

[ 2009年10月28日 10:40 ]

記者会見する、ワールドシリーズ第1戦に先発するヤンキースのサバシア

 開幕戦に先発するヤンキースのサバシア、フィリーズのリーは、昨季途中までインディアンスのチームメートだった。

 ともに左腕の2人は、サバシアがおととし、サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を受賞した。そのトロフィーを、昨年はリーが自宅に持ち帰った。チームを移籍し、それぞれの道を歩んだ末に頂点を決める舞台にたどりついたことに、元インディアンス監督として2人を知るマニエル監督は「これ以上の対戦はない」と太鼓判を押す。
 大型契約1年目のサバシアは「ビッグゲームで投げるためにここに来た」と自信をのぞかせれば、今季途中から移籍のリーは「1年目からワールドシリーズに出られるなんて。全力を尽くしたい」と意気込んだ。
 サバシアは「何年か前に(リーとは)一緒にワールドシリーズで投げるかもしれないと話していたのに(違うチームで実現するなんて)不思議なことだね」と話す。今も友情をはぐくむ両エースが、プライドをかけてヤンキースタジアムのマウンドに上がる。(共同)

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2009年10月28日のニュース