菊池の“ハズレ1位”は?小粒も個性派多い大学・社会人

[ 2009年10月28日 08:39 ]

大学有望選手名鑑

社会人有望選手名鑑

 29日のプロ野球ドラフト会議で最大の注目は菊池雄星投手(岩手・花巻東高)だが、各球団とも菊池と縁がなかった場合の“ハズレ1位”候補として、即戦力の大学・社会人の有力選手の名前を挙げている。例年より小粒と言われながらも個性的な選手は多い。
 大学生投手では今年の全日本大学選手権で最高殊勲選手に選ばれた二神一人(法大)の評価が高い。右の本格派で完投能力もある。右横手投げからの速球が切れる松下建太(早大)、今秋のリーグ戦4勝で評価を上げた戸村健次(立大)や、実戦派左腕の古川秀一(日本文理大)も上位候補。
 野手は多彩なメンバーがそろった。東都リーグで史上14人目の通算100安打を放った中田亮二(亜大)は171センチ、115キロの体格ながら機敏な動きと巧打が自慢。同じ亜大では大学日本代表で4番に座った中原恵司のパンチ力が光る。俊足好打の加藤政義(九州国際大)、攻守に安定感のある荒木貴裕(近大)も即戦力の力を秘める。
 社会人では、今年の都市対抗大会で首位打者に輝いた長野久義(ホンダ)の1位指名を巨人が早々に決めた。巨人入りを熱望し、2年続けてドラフト指名されながら入団を拒否した外野手がようやく念願をかなえる。長打力を誇る清田育宏(NTT東日本)も上位で指名を待つ。
 投手ではトヨタ自動車の二枚看板、右腕の大谷智久と左腕の中沢雅人が注目。フォークボールに定評のある諏訪部貴大(ホンダ)も潜在能力は高い。

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2009年10月28日のニュース