難敵撃破へ松井秀、優勝決定Sでの変わらぬ勝負強さ

[ 2009年10月17日 11:50 ]

エンゼルス戦の5回、この試合2本目の適時打となる左中間二塁打を放つヤンキース・松井秀

 ヤンキースの松井秀が2本の適時打で幸先のいいスタートを切った。

 2―1の五回1死一、二塁、カウント2―1と追い込まれながら、エンゼルスの先発右腕ラッキーの外角高めの速球にうまくバットを出す。打球は飛び付く遊撃手の頭上を越え、左中間への二塁打に。接戦の中で貴重な追加点をたたき出した。
 一回には幸運な適時打もあった。1―0と先制してなお2死二塁で打球を打ち上げるも、三塁手と遊撃手がこれを譲り合って内野安打となった。
 エンゼルスには2002、05年にプレーオフで敗れている。苦しめられてきた難敵との初戦に「相手を上回るしかない。相手より(多く)本塁を踏む」と気合十分で臨み、チームを引っ張った。過去2度のリーグ優勝決定シリーズで打率3割6分7厘、2本塁打、14打点をマークした勝負強さはことしも発揮された。試合開始時に気温7度という寒さの中、松井秀は熱かった。(共同)

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2009年10月17日のニュース